| リターンポリシー |


私はトヨタディーラーに勤務していた20年間のうち、5年間ほど、コンピューターシステムの社内プロジェクトに配属させられてことがあります。私がコンピュータに間近に接したのも、この時が初めてでした。今から20年ほど前の話しですので、当時はインターネットはもちろん、まだウンンドウズも存在していませんでしたし、ワープロがようやく世の中に出てきたような時代でした。

その頃は、たんにビジネスの社内ツールとして、コンピュータを使うところから始まりましたが、ハード&ソフト両面の進化と共に次第にネットワーク化され、社外との通信を行うようになり、そしてインターネットの登場と同時に飛躍的にコンピュータの世界が広がりました。そしてコンピュータは、あらゆる日常に関わるようになっていったのです。

私は20年前にコンピュータに初めて出会った時に、

車もコンピュータを介して、買えるようになる。


という予感がありました。ただ現実には想像しがたい時代だったことは言うに及びません。
あれから20余年。独立して自分で中古車店を開業した時は、やはり私も他の中古車店と同じように土地と事務所を借り、看板を立て、車を仕入れて展示しました。

そして3年間やってきて、たどり着いた答えは「今は在庫を置く時代ではない」ということ。
インターネットが普及する以前の環境であれば、到底無理な話ですが、今なら在庫を持つ必要性がなくなってきたと考えています。
確かに在庫を店頭に並べると、それを目当のお客さんがやってきます。店にとっては「売りたい車」を並べて「買ってもらえたら」好都合ではあります。

しかし、その「在庫」の為に、どれだけの「コスト」が上積されているかは、案外お客さんには判らないものです。在庫を仕入れる為の「在庫資金」、当然その資金には「金利」がかかります。毎日毎日上積をされて、1ヵ月もあれば膨大な「金利負担」がかかってくるのです。さらに展示するための管理や維持のコスト。

挙句のはてに売れなかった場合は「換金」の為にオークションに出品して「資金化」する訳ですが、在庫期間に確実に中古車は「価格落ち」しますので、オークションで売っても、そこには「赤字」しか待っていないのです。

一般的な中古車店で1ヵ月の在庫回転率は30〜40%と言われています。つまり仕入れた車の実に70%近くが1ヵ月以上「寝かされているだけ」しかもこの間に「価値は下がり続ける」のです。恐ろしいことですが、この事実はあまり一般のお客さんは知りません。
つまり、それらのコストとそれを補うための上積分は「最終的にお客さんが負担する」羽目になるのです。

どれだけ「在庫車は無駄が大きい」」か

お分かり頂けると思います。

私が「無在庫」にする最大の理由です。


そして、もう一つの理由は「お客様に本当にワクワクしてもらいたい」からなのです。
車探しはワクワクするものです。
ただ、一つの店に展示してある台数にも車種にも限りがあります。気に入った車が見つかるまで車屋巡りを続けなければなりません。ましてや知らない店には入るのはちょっと勇気がいりますし、下手をすると、とんでもない粗悪な車を売りつけられることも。そこまでなくても、第一に並んでいる車の品質を見極めるのは普通のお客様には困難です。

そういう問題を一気に解決するためにも

「無在庫」にして「お取り寄せ」という方法での

販売がベストなのです。


そしてこの「お取り寄せ方式」にはコンピュータの存在が不可欠なのです。
「本当に信頼できる店で、とことん気に入った車を探す」これこそ安心して心から「ワクワク」できる仕組なのです。

もちろんデメリットはあります。


お取り寄せ方式は「今すぐ欲しい」というご要望にお応えできないことです。原則、ご注文を頂戴した後に車の流通市場であるオートオークションでの仕入れになりますので、やはり最短でも1週間とか2週間は必要になります。
それともう一つ、今までの展示方式での「見て、触って、乗って選ぶ」ができないことです。

これは確かに不安な一面があるかと思います。でも、現在は一般の方も通販などで商品の購入が日常的になされている時代です。通販のメリットは「買い物に行く手間が省ける」「見つけにくい物が見つかる」「専門家のチェックがある」だと思います。現物を見なくてもカタログだけで注文をするのです。今や決して安いものばかりではありません。数万円から数十万円以上の商品が通販で購入されています。

ならば、車も同じで良いのではなでしょうか?
確かに車も新車ならば通販でもまったく問題ないと言えます。しかし、中古車という商品は一物一価であり、まったく同じ品質の商品は2台とこの世に存在しません。前述しましたが、一般のお客様には、その品質の見極めは困難です。

中古車のインターネット販売は

「ノークレーム!ノーリターン!」なのです。


つまり落札者は後から文句が言えないようになっています。
じゃあ私が始めた「お取り寄せ」による中古車販売はどうなのか?
前述しましたように、「見て、触って、乗って選ぶ」ことは出来ません。厳密に言うと「画像」によって可能です。でも「触って、乗って選ぶ」ことは出来ません。

でもご安心ください。
そのために私は「リターンポリシー」を明確にしています。

「返品返金制度」です。

これはどこにもないシステムと自負しています。


試しに中古車販売やこの取り寄せ販売などのホームページを覗いて見てください。ちゃんとしたと企業のホームページでは、特定商品取引法の表記があります。ここには、ほとんどの企業が「クーリングオフ」が出来ない表示しているはずです。これが業界の常識なのです。後述しますが、「クーリングオフが出来ない」としないと大変なリスクをかかえることになるからです。

もし私が取り寄せた車が、万一お客様が気に入らなかった場合、1週間以内であれば返品をお受け致します。そして車両代金を全額お返しさせていただきます。
もっとも取り寄せ時の諸経費はご負担いただきます。これは安易なご注文と返品を防止するためにはやむを得ない仕組みです。

ただし、万一ご返品となると

私は確実に「損」をします。


返品いただいた車は、またオークションで売却しなければなりません。オークションで売却するためには陸送費、出品料、成約料といった費用が数万円かかります。そして売却する金額も仕入れたときよりも安くなる可能性も当然あります。これは私にとってすごいリスクなのです。ここが他の企業が「クーリングオフ」が出来ないとする最大の理由なのです。

ですから、車を仕入れるときも、とにかく買えればいいからと相場を無視して「高買い」するわけにもいかないのです。もしご返品になった暁には確実に「大損」します。やっぱりプロとして相場を睨みながら仕入れなければならないのですから、お客様が不当に高い買い物をさせられたということもあり得なくなります。

それだけ多大なリスクを負う羽目になるわけですから、当然ながら私がお客様のご注文に対していい加減な車を探してくるわけにはいかないのです。
それだけの覚悟と心意気を「返品返金制度」は示しているだとお考えいただければ幸いです。




出会いに感謝。

ありがとうございます。

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